新イトシロセット

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イトシロセット2016版ってところです。
石徹白川でのフライフィッシングをイメージしたロッド&リールとネットです。
今年、スズ竹フレームのネットがようやく形になり、これで石徹白川でのフライフィッシングに必要なニュー「3種の神器」が揃いました。
宣伝用のイメージ写真はやっぱり石徹白川のイワナでなければ、詐欺になっちゃいますからね。
ということで、道具のテストがてら行ってきました。
そんでもって、ちょっと面白い写真が撮れました。
イワナにリールが重なって映り込んだみたいです。
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スズ竹フレームのネットは、先日のイトシロアウトドアフェスティバルで初展示しましたが、あっという間に完売になりました。
シンプルで日本的なムードが良かったんですかね。
そんな訳で、手持ち分までなくなってしまったので、がんばってこれだけ作りました。
というか、今年の分はこれですべてです。もう材料の竹がないのです。
来年の分は10月になったら材料のスズ竹探しからです。
同じスズ竹でもネット用はちょっと違うんです。ロッド用の竹はたくさんストックがあるのですが。

製作の工程もシンプルなので、フレームだけの単価は1万円からとシンプルに抑えられます。
シンプルと言っても、竹を曲げるのはなかなか大変なんですよ。
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この日は、石徹白川でヤマメの調査が行われましたので、そちらの立ち会いもありました。
岐阜県の水産研究所の技官たちの捕獲の様子ですが、
さすがに本職です、どんどん捕獲していきます。

ヤマメはというと、「安心してください、ちゃんと定着していますから」。

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マッチャンは、めずらしく用事があると先に帰ってしまったので
一人っきりの釣りって、ほんとに久しぶりです。
この日、石徹白川はひどい渇水で苦戦しましたが
なんとか、りっぱなモデルさんが出てくれたので、上出来な夏の一日でした。


PS.
さっそく、問い合わせが入っております。
多いのは
「今回も石徹白セットとして販売されるの?」
「価格は?」
などなど・・・。

セットはもう少し先になりますが検討中です。
セットにするなら限定のオリジナルデザインをなにか施したいと考え中です。

したがって現状では、単体販売のみとなります。
スズ竹ロッド・・2ピース=5万円、3ピース=6万円
スズ竹ネット・・手編みのアミ=15000円、レースのアミ=12000円
イトシロリール・・・替スプール付き販売のみ5万円
高いか安いかは人それぞれでしょうが、自分が考える釣り道具のお値段は、「ま~これくらいまでだろう」を優先しています。(泣)

在庫状況等につきましては
下記のアドレスに、お問い合わせください。
ssmkj@apost.plala.or.jp
Itoshiro C&R Networkまで、


















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# by itoshiro-sp | 2016-08-27 22:44 | リール&石徹白グッズ  

調査専用フライロッド

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こんなフライロッド見たことないでしょうね。
フライ用のインターラインロッドですから、もちろんガイドはついてません。
イワナの調査の場合小さな小さなボサ川も対象となります。
しかもどんなボサ川でもフライで挑むというこだわりは譲れませんから、大変なんです。
調査となればこのロッドの出番です。

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ここがラインの入口。
まったくの自分用なので作りの荒さはお許し下さい。
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トップガイド。
もう10年も前から使ってます。磯釣り用インターラインロッドのトップセクションと2番セクションだけ利用するんですが、現代のインターラインは内壁にラセン状のガイドが設えてあり、意外でしょうが、フライラインの滑りも全く問題ないのです。
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魚と一緒に写真を撮る時はちょっと違和感があるので、バット部分はスズ竹ロッドのスタイルでまとめてあります。

チョウチン釣りから15ヤードくらいまでのすべてをカバーできるので、山岳渓流では最強に実践的なロッドだと思います。
ゲテモノロッドのカテゴリーなんでしょうが、なかなか侮れないんです。

このロッド、全くの初心者の練習にも最適だと思います。



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余談です。
アサガオをアンドン仕立てにしてみましたが、少し高くしすぎました。
どこかの斜塔みたいに傾いてきました。何事にも限度がありますね。
涼しげでいいんですが、猛暑が続いているので、水やりを欠かせません。
水のやりすぎも良くないかな、と控えめにするとすぐにグッタリとなります。

ちゃんと「ご隠居」やってます。












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# by itoshiro-sp | 2016-08-18 18:06 | ロッド  

上流へ行くほどアマゴが・・・?

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この美しい朱点魚(アマゴ)どうですか。
朱点魚って僕が勝手に作った漢字です。
だって見た通りじゃないですか・・・。

さて、今回もヤマトイワナ調査の続きなんですが、
不思議な谷です。上に行くほどアマゴの比率が多くなるような気がします。

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標高1000mの美しい山岳渓流、みるからにイワナの谷なんですが、
それにしてもこの木、水平に生えているんですね。

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放流はされてないので、ここで命をつないでいる個体ばかりのはずです。
野生の美しさに勝るものはありません。
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どこまで行っても、釣れるのはアマゴばかり、
でも目的はヤマトイワナの調査なので「アマゴなんか?と遊んでられない」ワケです。
でもイワナとアマゴが混生してると、イワナはじつに釣りにくいんです。

とは言うものの、山岳渓流のアマゴが、あまりにも美しいので、しばし見とれるわけです。


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アマゴ、アマゴ、アマゴ、たま~にイワナ。
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「白い谷のヤマトって水まんじゅうみたいだね」って息子が言います。うまい表現ですね。

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ヤマトイワナにハマると、やたら背中が気になります。

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背中といえば、爺さんちょっと腰が曲がってきたかな?

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何が見えるか知らないけど、爺さん落ちるぞ~。

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突然のどしゃ降り?
いいえ、滝の裏からの撮影です。

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目的はこれ、イワナのアブラビレです。
遺伝子解析のために、このヒレだけ少し切り取らせてもらいます。
原種であるかどうかは、見た目だけではわかりません。遺伝子レベルでどうなのか調べるためです。
イワナにとっては気の毒ですが、命まで奪わないので勘弁してちょうだいね。

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現場では、このように紙コップの内側に貼り付けておき、家に帰ってから無水アルコール漬けにします。これが一番簡単ですし、データも書き込め便利です。


PS.
興味深いワールドニュースをお知らせします。















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# by itoshiro-sp | 2016-08-12 17:54 | 魚のはなし  

ヤマトイワナに逢いたくて、

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かれこれ3年ぶりになりますか。



















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# by itoshiro-sp | 2016-07-28 19:32 | 魚のはなし  

もう無理とあきらめていたけど・・・。

3年前、発病後は「あんなことも、こんなことも、もう無理なんだろうな~」と諦めてしまっていたことが、なんかまたやる気がでてきたようです。
畑仕事もけっこう本格的になってきましたし、先日は、石徹白大杉にも会いに行ってきました。
7年ぶりでしょうか?
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当日はとても爽やかな、夏の一日でした。
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大杉さん、またお会いできましたね。




















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# by itoshiro-sp | 2016-07-26 09:24 | 魚のはなし  

聞き書き集「石徹白の人々」

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聞き書き集は2冊発行されている。
友サの話は1冊目に掲載されていますが、他にも興味深い話がたくさん載っています。
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「てんから」についての語りを紹介します。

「毛バリも道糸も、全部自分で作ったんですよ。鮎掛けに行っても、エサ釣りに行っても、毛バリに行っても、自分の自己流で作った針でないと、全然使わない。
 若い頃は毛バリ専門やった。よそから見えたお客さんが、やっぱり買ったハリよりこのハリのほうが掛かりがいいし、魚が来る率も倍くらい来る。それでこのハリを持っていかれた。
ニワトリは飼っとった。毛バリの蓑毛にするために飼っておった。今はやっとらんけど。
魚にはこれ(写真の毛バリ)が一番適しとるらしい。石徹白におる虫に似ているんじゃ。
ぜったいにこれの方がくるんじゃ。買ったハリよりこれの方がくる。僕の作ったやつは間違いない。
 道糸は全部馬の毛ですよ。白馬の毛。
一番下が4本、4本、5本、一番上が6本。だんだん落としていって、上ほど太くして、そうするとまっすぐにシューっと飛ぶ。
 毛鉤はいいんだけど、目がうとうなって、合わせがやれんようになった。」


写真は不鮮明ですが、ミツアキさんの毛バリによく似てますね。
石徹白の人は「友サは小さい毛バリを使っとったぞ」と言います。

フライを始めた25年前、始めたものの、とても難しくてまったく釣れないのに、ぎゃくにその奥の深さにどんどんハマってしまい、毎週のように石徹白に通ってました。その頃の友サは、石徹白漁協の監視員で、行けば必ずと言って良いほど、出会ったものです。
どんなところで釣ってても、背後霊のようにひょっこり現れる、とても仕事熱心なジイサンでした。
これは後に知ったことですが、その頃友サは3輪の原付バイクに乗っていたんですが、どうやら友サは、いわゆる「イトシロ専用メンキョ」だけしかお持ちではなかったらしい。
いろいろと武勇伝の多い人でした。





















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# by itoshiro-sp | 2016-07-04 13:52 | イトシロ  

友サ

石徹白の友サが亡くなりました。
本名、久保田友芳氏大正四年生まれ、享年101歳
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1980年頃の石徹白川でしょうか?少し増水してます。

じつは7年前(2009年)に友さのインタビュー(武勇伝)と釣り姿(てんから)を
ビデオ撮影したお宝Vがあります。
その頃はもう、足が痛くて電動スクーターがないと移動できなくなっていましたが、
僕たちが石徹白小学校の子供に釣りを教えていると聞いて見に来てくれたのです。
そして「てんから」の実演まで見せてくれたのでした。
この翌年(2010年)釣りに行って転倒して骨折、
それからは、もう釣りは無理だったと聞いています。

友サの釣り姿は皆さんにも見てもらいたいと思いまして、
ただいま編集中です。楽しみにお待ちください。


聞き書き集「石徹白の人々」という冊子が2014年に刊行されています。
石徹白公民館聞き書きの会からの発行物です。

この中でも友芳さんの語りがあるので、その一節を紹介しましょう。

「釣りは、子供のときからやね。ほんと好きやったからね。川に暮らしたかったくらい。晩方になると、農業もくそもあったもんじゃない、ほっといて魚釣りに走った。釣れるのはイワナにアマゴ。主にイワナやね。釣り方は我流。じぶんで編み出した。習ったことはない。教えてはやったけど、晩方は毛ばり。水がちょっと出て薄く濁ってきたら、エサ釣り。これはもう決まっとる。・・・・・それはおもしろいですよ。不思議なくらい。そりゃあ、サササササーっと竿の裏へね、トトトトトーンと来るのがなんとも言えん、気持ちがええでね。」

嬉しそうな顔が目に浮かびます。

あの山本素石氏は亡くなる前、もうベットから動けなくなり
「窓から川は見えるか」としきりに言ったというが、
きっと友サも、石徹白川の流れを見たかったことだろう。

心よりご冥福をお祈りいたします。














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# by itoshiro-sp | 2016-07-02 19:29 | イトシロ  

忘れられない人

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東 清美氏(azuma kiyomi)残念ながら2005年に逝ってしまわれた。まだ45歳だった。
横浜から石徹白川に何度も来てくれたし、亡くなる少し前に横浜まで会いに行った。
その時はまだ元気そうだったのに・・・・。
病名は大腸ガン、亡くなる前年に石徹白の谷屋旅館でご一緒した時に「最近お腹が調子悪いので帰ったら検査する」と言っておられたのが、それからちょうど1年後・・・・。
あまりのあっけない別れに天を仰いだ。
そんなこともあり、自分が同じ病気になった時は、やはり「もうダメなんだろうな」と覚悟を決めたが、何とか2年持ちこたえることができた
運命という言葉が身にしみる。

彼と知り合うことがなかったら、竿作りはしていなかったと思う。
彼こそ日本の丸竹で作るフライロッドのパイオニアである。
フライロッドのようなものなら作ることは誰でもできるが、ちゃんと使えることを教えてくれた功績はとても大きいと思います。
手作り可能な釣り道具はいろいろあるが、竿だけはその釣りのことをちゃんとわかっている人が作らなければならない。
東さんは、釣りが上手かったから、彼の作る竿はとても良かったな。

PS
7月10日午後1時5分からNHKの金とくで以前放送された「命をつなぐ川、石徹白川」が再放送されるようです。
もう一件、7月7日午後10時からBS-TBS釣り百景で安田さん出演の九頭竜川が放送されます。
見てくださいね。
















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# by itoshiro-sp | 2016-06-30 23:53 | ロッド  

幸四郎さんの「てんから」

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鴛谷雅之(オシタニマサユキ)さんは僕より三っつ先輩だ。
石徹白フィッシャーズホリデーの実行委員として一緒にやってきた仲なので、もう15年以上の付き合いになる石徹白の友人です。
マサユキさんは釣りはやらないけど、おじいさんの幸四郎さんが「てんから名人」だった話をよく聞かせてくれる、今回のイベントでもいろいろなむかし話をしてくれた。
幸四郎さんは明治中期の生まれで家業は旅館(谷屋旅館)だったから、職業的な色が濃い釣りだったのだろう。お客さんに提供するために、エサ釣りも「てんから」も両方やったが、「てんから」の時は「浮かせて釣る」というこだわりがあったという「沈めたらエサ釣りと同じになってしまう」と言い毛ばり巻きにおいても、胴を巻く糸に油を染みこませるなどの工夫をし、釣りの時も水を吸って浮きにくくなると新しい毛鉤に変えていたらしい、その話を聞いたハヤトさんも「俺たちも毛鉤を沈ませることはしない」と言われた。そうなると、「石徹白てんから」は浮かせて流すのが決まりごとだったのかもしれない。

後年の幸四郎さんはお寺の副住職のような役におさまり、殺生事と縁を切ることになったという。
そして幸四郎さんの子に当たるマサユキさんのお父さんも旅館主として釣りは良くしたが、「てんから釣り」はしなかったというから、「てんから」はだれでもできたわけではなかったようだ。

また、以前に紹介した、山本素石氏の随筆に登場する目の不自由な人の「てんから」では釣り下っていったという記述があるが、幸四郎さんもハヤトさんも釣り下りはせず、上流へ上っていく釣りが信条だったというから、「石徹白てんから」の基本はやはり釣り上りなのだろう。

そんな昔の人も、石徹白の「てんから」は毛ばりを浮かすことにこだわっていたと聞くと、なんかかっこ良くてうれしくなる。

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サクラマスレストレーションの安田さんが「てんから」で釣った本流アマゴ。












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# by itoshiro-sp | 2016-06-11 14:18 | てんから  

ポールとジョンがまた来てくれた。石徹白川2016

5月の下旬にイギリスは「ワイルド トラウト トラスト」のポールとジョンが4人の仲間と総勢6人で石徹白にきた。なんと石徹白旅館で6連泊もしていったのだ。
ワイルドトラウトトラストはイギリスのトラウト保護団体であり、その機関誌
日本語版に石徹白が取り上げられた
彼らは石徹白がよほど気にいってくれたようだ。
来る前に「僕に必ず会いたい」と連絡があったが、残念ながら僕の方の都合で、とうとう会えなかった。
そしたら僕に渡してくれといって一本の「てんから竿」を置いていってくれた。
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そのてんから竿の名前は、なんと「白山」だった。イギリスでポールたちがプロデュースして製造されたロッドらしいが、それにしても「HAKUSAN」とは、恐れ入りました。
イギリス人のポールたちの方が「てんから」のJapaneseトラディショナルであることの価値と誇りを理解しているようだ。ただ数が釣りたいだけというテンカラは「Why japanese tenkara???」と思われていないか心配している。

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前に来てくれた時の画像です。
この時は、日本では渓流魚たちをとりまく管理は釣り人の利用価値の方が優先されていることや,今、日本の「テンカラ」は古き良き伝統的な部分がまったく忘れられようとしていることについて、かなり深く語り合えた。
ポールもジョンもよく理解してくれたみたいで、
彼らのブログでこんなふうに取り上げてくれている。

また今度、子供を連れて遊びに来ると言ってくれているので、また会えることでしょう。









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# by itoshiro-sp | 2016-06-08 19:54 | イトシロ