上流へ行くほどアマゴが・・・?
この美しい朱点魚(アマゴ)どうですか。
朱点魚って僕が勝手に作った漢字です。
だって見た通りじゃないですか・・・。
さて、今回もヤマトイワナ調査の続きなんですが、
不思議な谷です。上に行くほどアマゴの比率が多くなるような気がします。
標高1000mの美しい山岳渓流、みるからにイワナの谷なんですが、
それにしてもこの木、水平に生えているんですね。
放流はされてないので、ここで命をつないでいる個体ばかりのはずです。
野生の美しさに勝るものはありません。
どこまで行っても、釣れるのはアマゴばかり、
でも目的はヤマトイワナの調査なので「アマゴなんか?と遊んでられない」ワケです。
でもイワナとアマゴが混生してると、イワナはじつに釣りにくいんです。
とは言うものの、山岳渓流のアマゴが、あまりにも美しいので、しばし見とれるわけです。
アマゴ、アマゴ、アマゴ、たま~にイワナ。
「白い谷のヤマトって水まんじゅうみたいだね」って息子が言います。うまい表現ですね。
ヤマトイワナにハマると、やたら背中が気になります。
背中といえば、爺さんちょっと腰が曲がってきたかな?
何が見えるか知らないけど、爺さん落ちるぞ~。
突然のどしゃ降り?
いいえ、滝の裏からの撮影です。
目的はこれ、イワナのアブラビレです。
遺伝子解析のために、このヒレだけ少し切り取らせてもらいます。
原種であるかどうかは、見た目だけではわかりません。遺伝子レベルでどうなのか調べるためです。
イワナにとっては気の毒ですが、命まで奪わないので勘弁してちょうだいね。
現場では、このように紙コップの内側に貼り付けておき、家に帰ってから無水アルコール漬けにします。これが一番簡単ですし、データも書き込め便利です。
PS.
興味深いワールドニュースをお知らせします。
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by itoshiro-sp | 2016-08-12 17:54 | 魚のはなし