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岐阜県水産研究所の研究発表会

岐阜県水産研究所の研究発表会に行ってきました。http://www.fish.rd.pref.gifu.lg.jp/
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少数の若い人は関連行政の担当者、のこり大半は漁協関係者の老人でした。
もちろん私は後者です。
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発表プログラム
河川環境
1魚類が往来できる河川(水田の生態系ネットワーク)
養殖業
2大型マス(ニジマス)の鮮度保持
3鮎の鮮度保持
河川漁業
4長良川の鮎の産卵環境
5渓流魚人工産卵河川の整備作業に対する従事者の意識

でした。

岐阜県水産研究所って以前は岐阜県河川環境研究所だったはずですが、
環境を外し水産だけにした?

最近、環境という言葉に騙されてばかりいます。
環境というと地球環境とか自然環境を思い浮かべるんですが、
この言葉は行政が使う場合は、人にとっての都合が最優先された後の環境?
人にとって利用度が高いか低いかで付き合い方が真逆になります。
利用度の低い魚にはなぜかとても優しいんですね。











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by itoshiro-sp | 2016-02-28 08:40 | 魚のはなし  

ポンスケ?

老ポンスケの独り言(C&Rは渓流管理における根治対策)

長文です。ヒマな時に読んでください。

私の暮らす地域では、仕事もそっちのけで釣りや殺生事に夢中な者のことを少し蔑んで「ポンスケ」と呼びます。当然私もそのカテゴリーに入るわけです。それだけ好きなことだけやってきたということですので、おかげで60才になった年にガンが見つかった時も、案外あっさりと開き直れました。治療に明け暮れたこの数年は、さすがにイワナたちの棲む渓にも行けなくなって、思い通りならない生活をしいられております。正直言ってなんとなく先が見えてきた一人の老ポンスケの勝手な独り言を聞いてください。
岐阜県の石徹白川で20年ほど前から釣り場管理と在来イワナの保全に携わってきました。発眼卵放流から産卵床造成、人口産卵河川といろいろやりました。
戦後、新漁業法が施行されてから行政が認めている増殖義務の履行方法は、放流、産卵床造成、汲み上げ・汲み下げ放流等とされています。ほとんどの河川では、養殖魚放流だけで履行されているところがほとんどですが、私は、この方法だけでは釣り人が釣りをする時期に一時的に魚がいれば良いという単なるバラマキ施策にしか言えないと思っています。
石徹白川で活動してきた中では、唯一手応えがあったのはキャッチ&リリースでした。この管理方法が他と決定的に違ったのは秋まで親が残るというところです。
つまり釣り人の権利が釣り放題のままでは何をやっても秋まで魚が残りません
石徹白川では2013年から名城大学の先生がC&R区域と一般管理区域の生息状況の比較調査をされていますが、その中間報告でもC&R区域と一般区域の生息密度や平均サイズの違いが驚きの数値となって表れています。
私ごとですが病気の治療、とくにガンでは対処治療と根治治療(根本治療)という言葉をよく聞きます。渓流の管理の場合も、現状、行政や漁協がやっていることは、どれも対処治療(対策)でしかありません。このような対処対策ばかり繰り返してきたことで逆に基本的な生態系を壊してしまったのかもしれません。最近よく聞く「親魚放流法」(養殖場で成熟した親魚を産卵時期に川に放す)にしても、これを提案し推奨されている方には申し訳ないのですが、河川に親魚がちゃんと残れば必要ないはずです。国や県の考える管理は生態系のことは無視してるように見えます。産卵する親魚を残すような管理こそ必要ではないのでしょうか。
それとも生き物たちが、ちゃんと命をつないで行ける持続性のある環境を望む、私がおかしいのでしょうか?

途中休憩

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カミさんがこんな菓子買ってきました。

続きます。

2003年のことですが、漁協の理事数人と県の水産振興課へ出向き、石徹白川でのC&Rの増殖効果を報告し、県にもその効果を認識してほしいので、ついては専門的な調査のため県に協力をと、依頼しました。課長は了解してくれて水産研究所の技官を協力者として任命すると言ってくれたのに、けっきょく水産研究所のほうで却下されたことがありました。その時対応された研究所の技官に「C&Rは認められてないし、何も協力できることはない」と言われたことが忘れられません。
もう10年以上も昔の話になりましたが、根っこの部分が今も大して変わっていないような気がします。とは言っても、もうそろそろ増殖の正式な履行方法となってもよいのでは?と思いますが、あと少しですかね。
実はC&Rはすでに増殖法として、広く認められている前例もあります。それは多くの県で基本的な規則となっている10~15cm以下は釣ってはならないというものですが、この規則は、もし釣れてしまった場合は放すことになっています。これはまさに増殖のためのC&Rです。
もともと日本人には釣った魚を食べないことが「なにか罪深いこと」のように否定する人が多く、C&Rが生態系保全に有効とわかった今でも、「釣った魚は、放しても死んでしまう」と言い張り、自分たちのスタイル(獲り尽くす)を擁護する人が多いのですが、C&Rすれば魚の生態系や環境を守れることを行政が認めてくれれば、そんなこという人も減っていくはずです。
現実にリリース派の釣り人も多いのだから、その人たちの行為が無駄にならない漁場管理をしないのは、もったいない気がします。
楽しい人生を過ごさせてもらったイワナには恩があります。そのイワナ(在来イワナ)たちの100年後を真剣に心配しています。ポンスケにもできる「魚の保護」は釣りをやめるかC&Rしかありません。これ以外はどんな言い訳をしたところで、結局は後で自分たちが獲るためにするだけなのです。もちろんC&Rにも矛盾はありますが、釣りをやめられないかぎり、殺してしまうか、殺さないか、の選択肢しかないと思うのです。
最後になりましたが、石徹白川支流の峠川に設定されている3.2KmのC&R区間には2003年以降、放流も発眼卵も何もしていませんが、一年中いつ行ってもイワナがたくさん見えます。誰もが驚きます。近所のおばあさんは「昔は魚がちっとも見えなかったのに、今はたくさん見えるから散歩の時の楽しみだ」と言います。よその川で聞く話とまったく反対です。
興味があったら一度見に来てください。できれば他の川に魚がほとんど見えなくなる8月以降がいいですね。
 以上が、石徹白川で起きている事実と、C&R普及に対する私の思いです。




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by itoshiro-sp | 2016-02-25 10:33 | イトシロ  

命をつなぐ川づくりYouTubeにup




やっとyoutubeにUpできました。
コンデジで撮った動画ではやっぱりイマイチでした。
今年はビデオカメラ買うぞ。


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リールも少しずつ進展してますよ。
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by itoshiro-sp | 2016-02-24 16:04 | 魚のはなし